「宿題やったの?」「まだやってないの?」毎日この言葉を繰り返している自分に、なんだか疲れてしまう…そんな風に感じているお母さん、実はとても多いんです。
私も小学生の子どもを持つ母親として、家庭学習の悩みは本当によくわかります。学校から帰ってきたと思ったら、ランドセルを放り投げてゲーム三昧。夕飯前に声をかけても「あとで!」の一点張り。結局、夜になってから慌てて宿題を始めて、眠そうな目をこすりながらノートに向かう姿を見ると、「もっと早くやればいいのに…」とため息が出てしまいます。
でも、怒ってばかりの毎日は親も子もつらいですよね。今日は、そんな家庭学習の悩みを少しでも軽くするために、私自身が試行錯誤しながら見つけたコツをお話ししたいと思います。
「うちの子、やる気がないのかしら」と心配になることもありますが、実は子どもたちにもちゃんと理由があることが多いんです。
学校で一日頑張って、疲れて帰ってきた子どもにとって、すぐに勉強モードに切り替えるのは大人が思う以上に大変なこと。私たちだって、仕事から帰ってすぐに家事をフルパワーでこなすのは難しいですよね。それと同じなんです。
また、勉強がつまらない、わからないと感じていると、どうしても取り掛かるのが億劫になります。特に算数の文章題や漢字の書き取りなど、繰り返しの練習が必要なものは、子どもにとって「面倒くさい」と感じやすいもの。そこに「早くやりなさい!」という声がけが重なると、余計にやる気がなくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
私が最初に変えたのは、帰宅後すぐに勉強させようとする自分の姿勢でした。以前は、ランドセルを置いたらすぐに宿題をやらせようと必死でしたが、これが親子バトルの火種になっていたんです。
そこで、帰宅後30分は「自由時間」として認めることにしました。おやつを食べながら今日あった出来事を話したり、好きなことをしてリラックスしたり。この時間を設けることで、子どもも「ちゃんと休める時間がある」と安心するようで、その後の勉強へのスムーズな移行ができるようになりました。
ただし、ここでのポイントは「30分だけ」とルールを明確にすること。タイマーを使って、時間が来たら勉強タイムに切り替える習慣をつけると、子どもも納得しやすくなります。最初は「もうちょっと遊びたい!」と抵抗があるかもしれませんが、毎日続けることで習慣になっていきます。
意外と見落としがちなのが、勉強する環境です。子ども部屋の机で一人で勉強するのが当たり前と思っていましたが、実は小学生、特に低学年の子どもにとっては、一人で集中するのはかなり難しいことなんです。
私の家では、リビングのダイニングテーブルを勉強スペースにすることにしました。料理をしながら、時々声をかけたり、わからないところを一緒に考えたり。子どもにとっては「お母さんが近くにいる」という安心感が、集中力につながるようです。
また、勉強道具をリビングに持ってこられるように、専用のカゴを用意しました。鉛筆、消しゴム、定規など、必要なものをまとめて入れておけば、「あれがない、これがない」と探す時間も減って、スムーズに勉強を始められます。
テレビは消す、スマホは別の部屋に置くなど、集中できる環境を整えることも大切です。最初は「テレビ見たい!」と言われましたが、「お母さんもスマホ触らないから、一緒に頑張ろう」と声をかけると、意外と素直に受け入れてくれました。
これまでの私は、つい「ここが間違ってる」「字が汚い」「もっと丁寧に書いて」と、できていないところばかりを指摘していました。でも、考えてみれば、自分だって指摘されてばかりだと嫌になりますよね。
そこで意識的に、まず「頑張ったね」「ここまでできたんだね」と、できたことを認める声がけを先にするように変えました。すると、子どもの表情が明るくなって、「もうちょっとやってみる」と自分から言うようになったんです。
間違いを直すときも、「この問題難しかったよね。でも、ここまでの考え方は合ってるよ」と、まず良かった部分を伝えてから、「ここをこうしたら完璧だね」と提案する形にすると、子どもも素直に聞いてくれます。
小さな成功体験の積み重ねが、勉強への意欲につながっていくんだなと実感しています。
低学年のうちは、長時間机に向かわせることよりも、短時間でも集中して取り組む習慣をつけることが大切だと言われています。文部科学省の調査でも、小学生の家庭学習時間は「学年×10分」が目安とされているくらいです。
我が家では、タイマーを15分セットして、その間は全力で集中する「集中タイム」を作りました。15分なら子どもも「これくらいならできる!」と思えるようで、嫌がらずに取り組んでくれます。
そして、15分経ったら5分休憩。水を飲んだり、ちょっとストレッチしたり。この小さな休憩を挟むことで、また次の15分に向かう元気が出るようです。宿題の量によっては、この15分セットを2、3回繰り返すこともありますが、ダラダラと1時間やるよりも、ずっと効率的で、子どもの負担も少ないと感じています。
「勉強しなさい」と言いながら、自分はスマホでSNSを見ている…そんな姿を子どもに見せていませんか?これ、実は私もやってしまっていたことなんです。
子どもは親の背中を見て育つと言いますが、本当にその通りだと痛感しました。そこで、子どもが勉強している時間は、私も一緒にテーブルで本を読んだり、資格の勉強をしたり、仕事のメールを整理したりするようにしました。
「お母さんも勉強してるんだ」と気づいた子どもは、なんだか嬉しそうで、「一緒に頑張ろうね」という連帯感が生まれたように感じます。たまに「お母さん、これ何の勉強?」と興味を持って聞いてくることもあって、そんな会話も楽しい時間になっています。
最後に、これが一番難しいのですが、親が完璧を求めすぎないことも大切だと思っています。毎日完璧に家庭学習をこなせる子どもなんて、そうそういません。疲れている日、やる気が出ない日、そんな日もあって当たり前です。
そういう日は、「今日は宿題だけやろうか」「漢字の練習は明日にしよう」と、柔軟に対応することも必要だと思います。無理にやらせて勉強嫌いになってしまうより、細く長く続けられる方がずっと大切です。
また、どうしても家庭だけでは難しいと感じたら、タブレット学習や通信教育など、子どもが楽しく学べるツールを取り入れるのも一つの方法です。最近のタブレット学習は、ゲーム感覚で取り組めるものも多く、子どもの食いつきも全然違います。
通信教育で小学生におすすめの教材/教科別・目的別に選ぶポイント
家庭学習の悩みは、一朝一夕には解決しません。私も今でも試行錯誤の連続です。でも、「勉強しなさい!」と怒鳴る日々から、「今日も頑張ったね」と笑顔で声をかけられる日々に変わっただけで、親子関係がぐっと良くなったと感じています。
大切なのは、勉強を「やらされるもの」から「自分でやるもの」に変えていくこと。そのために、私たち親ができることは、環境を整えて、見守って、認めてあげること。完璧な親である必要はありません。子どもと一緒に成長していく気持ちで、焦らず向き合っていきましょう。
明日からまた、笑顔で「おかえり」と言える、そんな毎日を目指して。一緒に頑張りましょうね。